N°21ロベルト・オルテッロCEO--日本拡大は伊勢丹と阪急がキー【INTERVIEW】

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N°21手掛ける2112 s.r.l.社のロベルト・オルテッロ(Roberto Ortello)CEO
  • N°21手掛ける2112 s.r.l.社のロベルト・オルテッロ(Roberto Ortello)CEO
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  • 「ヌメロ ヴェントゥーノ」世界初の旗艦店が表参道にオープン
  • 「ヌメロ ヴェントゥーノ」ファサード
  • N°21手掛ける2112 s.r.l.社のロベルト・オルテッロ(Roberto Ortello)CEO
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アレッサンドロ・デラクア(Alessandro dell'Acqua)がデザインするヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)が東京・表参道に世界初のフラッグシップショップをオープンした。オープニングレセプションにあわせて、同ブランドを運営する伊・2112 s.r.l.社の、ロベルト・オルテッロ(Roberto Ortello)CEOも来日した。「ヨーロッパでも、世界初のフラッグシップショップをなぜ日本でオープンするのか?と良く聞かれるが、ヌメロ ヴェントゥーノにとって世界でもっとも売り上げの高い日本への感謝の気持ちを込めた。表参道に続き、来年2月末にはソウルに2店舗目のフラッグシップショップをオープンし、3店舗はミラノ、4店舗目は大阪にするつもりだ」と話すオルテッロCEOに今後の戦略などを聞いた。

――今後の世界戦略のポイントは?

世界に約600ある店舗を増やしたい。また、各国の百貨店インショップの動きを見ながら、フラッグシップショップも増やしていきたい。

――現在、日本は世界売り上げの35%を占めているが、特に日本で人気高い理由をどうとらえている?

デザインはラグジュアリーであるのに価格はコンテンポラリーであるということが日本のライフスタイルにマッチしているのだと思う。また、レースが好きなど、デラクアのデザインが日本女性の感覚に近いことも要因になっているのではないかな。日本女性はメンズの素材を用いたウィメンズ服を着こなしに取り入れることを恐れないので、歩調が合っている。

――今後、拡大していきたい国は?

現在、世界全体では日本が35%、イタリアが15%、イタリア以外のヨーロッパが25%、それ以外は中国と韓国という状況だが、今後攻めていきたいのは変わらず日本だ。そのためにはフラッグシップショップや百貨店インショップのオープンと共に、メンズの売り上げも上げることが必要だと考えている。次は故郷であるヨーロッパ。3番目はアメリカだ。

――日本でのメンズ拡大のキーポイントは?

一番のポイントは、もちろん伊勢丹新宿店だ。今朝も同店の売り場を見てきた。伊勢丹には期待している。もう一つは阪急メンズ館だろう。

――表参道や大阪のフラッグシップショップに加え、今後3年間で百貨店インショップを7から8店舗、フラッグシップショップを東京に更にもう1店舗オープンし、メンズも強化するということは、数年後には日本が占める比率がかなり高くなる。

日本の比率を増やすというより、世界全体の売り上げを拡大しながら、35%という比率を維持していきたいと思っている。

――ヨーロッパを強化する中で、パリについては?

いいパートナーとショールームがフランスに見つかった。来年からはパリでも大々的に展示会なども行い、パリからも発信していきたいと考えている。ただ、フラッグシップショップに関しては、もちろん出店したいとは思っているが、パリではここだと思えるような場所を見つけることができていないので、まだ、具体的な計画は無い。

――パリで大々的な展示会をするということは、パリでもパリコレクション期間にショーやプレゼンテーションを考えている?

展示会の中心がミラノとパリになるということだ。だが、本拠地はあくまでもミラノ。コレクションをミラノからパリに移すということではない。もし、パリでやるとしてもコレクションではなく、展示会でのトランクショーのようなものになると思う。デラクアは「ロシャス(ROCHAS)」も手掛けているのでパリでコレクションをすることで混乱を招いたり、バッティングさせたりすることは避けたいからね。

――アメリカは?

デラクアはアメリカでも凄く人気があるので、まだまだ伸びると思っている。同国での販売会社やPR会社を変えたので、来年以降売り上げが拡大すると確信している。これまではセレクトショップだけだったが、来年からは百貨店での展開もスタートする予定だ。

――来年ソウルでもフラッグシップショップをオープンする予定だが、中国についてはどうか?

中国ではメンズが非常に好調だ。中国本土や香港の有力なショップではすでにメンズを販売している。だが、フラッグシップショップのオープンはまだ考えていない。中国については様子を見ている。日本のグルッポタナカのようなパートナーが見つかっていない状態の中で、中国に100店舗オープンしたり、フラッグシップショップをオープンするということはあり得ない。それよりも、日本でフラッグシップショップや百貨店のインショップをオープンしたり、メンズの展開を強化したりしていく方が現実的だと思っている。

――最後に、今回のオープニングレセプションにはデラクアが来日せず、残念という声を多く聞いた。

大丈夫。次のコレクションに向けての準備やバカンスなどの関係から今回は来日できなかったが、12月には必ず来日する予定だ。その時には1週間滞在し、改めてオープニングレセプションも行うので、本人からもっと詳しい話も聞くことができると思う。
《樋口真一》
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