セレブも訪れるLAの大牧場にマリブのライフスタイルショップがオープン

2014.07.09

米国・ロサンゼルス(LA)の海岸沿いの町マリブで1947年から、結婚式場やアルコール・薬物依存症患者のリハビリ施設、リアリティ番組の撮影スタジオなどとして幅広く施設運営を行っている「カラミゴス牧場(CALAMIGOS RANCH)」を4代目で引き継いだギャレット・ガーソン(Garrett Gerson)が、マリブのライフスタイルをテーマにしたファッションブランド「ショーベック・マリブ(Sjobeck Malibu)」を設立した。“Sjobeck”は、スカンジナビア語で“海の傍”という意味を持っており、コンセプトは“レイドバック(のんびり)・ラグジュアリー”である。

6月1日には、同ブランドをメインで扱うショップ「オット・ラブス・カラミゴス(OTTE LOVES CALAMIGOS)」がカラミゴス牧場内にオープン。オープンに至った経緯について、ガーソンは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で人と簡単に繋がることは可能だが、こういう牧場の中で食事や買い物をし、直に人と繋がるというバランスを大切にしたいと思った」と説明する。

ショップのコンセプトは、“洗練されたクール&フェミニン”。ガーソンが愛用するイタリアビンテージバイク「ベスパ(Vespa)」のイメージをテーマとした。べスパは、映画ローマの休日』の中で女優のオードリー・ヘプバーンが乗ったことでも有名だ。「のどかな雰囲気の牧場の中で、食事をし、お酒を飲み、買い物をする。マリブの贅沢なライフスタイルを自宅へ持ち帰って」とガーソンは提案している。

また、同ショップはニューヨークセレクトショップ「オットNY」と事業提携しており、商品カテゴリーを三つに分けている。一つ目はショーベック・マリブの商品、二つ目はオットNYのオリジナル商品と16ブランドのセレクト商品、三つ目はジュエリー石鹸などの小物と、バイク、自転車、サーフボードだ。

ビンテージTシャツなど1点ものから、オリジナル・ブランド「カラミゴス」のサーフボードや自転車など、他のブティックでは手に入らない品ぞろえを目指した。商品の価格帯は、石鹸5ドル(約500円)からバイク9,500ドル(約9万5,000円)。アパレルは50ドルから650ドル(約5,000円から6万5,000円)。買い付けはパリで行い、新商品が毎月入荷する。

カラミゴス牧場内にある「マリブ・カフェ (Malibu Cafe)」など、牧場内には1日に1,500人、ショップには平均500人が訪れる。開店直後には女優のジュリア・ロバーツ、歌手のピンクやバーブラ・ストライサンドなど、大物セレブも来店した。ガーソンは今後の展望として「口コミで同ショップの知名度を上げていこうと思っている。更に今年中には、マリブビーチとサンタモニカにあと2店オープンし、メンズ事業も設立する予定だ」と明かした。
藤本庸子
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の内観
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の外観
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の内観
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の内観
  • 「マリブ・カフェ」には外で遊べるチェスも
  • 「マリブ・カフェ」にはビリヤードも
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の外観
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の内観
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の内観
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の内観
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の内観
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の内観
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の内観
  • 「ショーベック・マリブ」の売れ筋商品
  • 「マリブ・カフェ」から臨む「オット・ラブス・カラミゴス」の外観
  • 「マリブ・カフェ」から臨む「オット・ラブス・カラミゴス」の外観
  • 「マリブ・カフェ」では自然も存分に味わえる
  • 卓球台も設置されていて、1日中遊べる場所になっている
  • 「マリブ・カフェ」では自然も存分に味わえる
  • 「マリブ・カフェ」では池を臨む席も
  • 「マリブ・カフェ」では池を臨む席も
  • 「マリブ・カフェ」では池を臨む席も
  • 「カラミゴス牧場」内の池ではボートにも乗れる
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の外観
  • 「オット・ラブス・カラミゴス」の外観
  • 「べスパ」に乗るオーナーのギャレット・ガーソンさん
  • 「カラミゴス牧場」(マリブ・カフェ、オット・ラブス・カラミゴスなど)と「ショーベック・マリブ」のオーナー、ギャレット・ガーソンさん
  • オリジナルブランド「カラミゴス」の自転車
  • セレブも訪れるLAの大牧場にマリブのライフスタイルショップがオープン
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