田根剛×シチズンがミラノサローネで2部門同時受賞の快挙

2014.04.21

シチズン(CITIZEN)」は、4月8日から13日にイタリアで行われた世界規模のデザインの祭典「ミラノサローネ(Milano Salone)」にて、「ベストエンターテイニング(Best Entertaining)賞」と「ベストサウンド(Best Sound)賞」の2部門を受賞した。

シチズンは、今年が同展初出展。受賞した2部門は現地のオフィシャルコンペティションである「Milano Design Award Competition」におけるもので、4年前の賞の創設以来、1企業が2部門を同時に受賞するのは今回が初めてとなる。

同展でシチズンが発表したインスタレーションのテーマは「LIGHT is TIME」。時計の全ての部品を支える基盤装置である「地板(ぢいた)」を約8万個使用し、幻想的な空間を創出。その繊細かつダイナミックな空間は会期中に大きな話題となり、6日間で約5万人の来場者を動員する盛況ぶりだった。

インスタレーションを手掛けたのは、パリを拠点に活躍する建築家田根剛(DGT主宰)とシチズンのデザインチーム。光と時の表現である「LIGHT is TIME」は、「光は時間である。光なくして時間という概念は生まれ得なかった。」という田根のアイデアに基づいて構成された。
HEW
  • 「LIGHT is TIME」
  • 「LIGHT is TIME」
  • 田根剛主宰のDGTの3人(左より、ダン・ドレル、リナ・ゴットメ、田根剛)
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