【エールフランス・ユニフォームヒストリー2/6】客室乗務員にモードがやってきた

2014.03.31

1950年代に入ると、戦時下の禁欲的なムードから解き放たれて、女性達はおしゃれを楽しみ始めた。そうした、世の中のムードと呼応するように、エールフランスのキャビンアテンダント(以下CA)のユニフォームにもモードの香りが漂い始めたのもちょうどその頃。

1951年に発表されたユニフォームは、ジョルジェット・ドゥ・トレーズ(Georgette de Treze)によるもので、丸みを帯びた肩にウエストを絞ったジャケットとミディ丈のタイトスカートという、フェミナンなシルエットだ。以来、エールフランスのCAのユニフォームは、世界中から注目の的となり、イメージ戦略の一端を担うようになっていった。

3/6に続く
Yuri Yokoi
  • ジョルジェット・ドゥ・トレーズデザインのエールフランス制服(1951年)
  • ジョルジェット・ドゥ・トレーズによるユニフォーム。ウエストがキュッと締まり女性らしさを強調する
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