12月3日は写真家・篠山紀信の誕生日です。

2013.12.03

写真家篠山紀信は1940年12月3日生まれ。東京都出身。

59年に日大学芸術学部写真学科に入学し、写真家を目指すようになった。東京総合写真専門学校にも入学し、新進写真家として頭角を現す。在学中に、広告制作会社ライトパブリシティに入社。その後、APA賞や日本写真批評家協会新人賞などを受賞し、華々しいデビューを飾った。初期の作品の中でも、ジョン・レノン(John Lennon)の生前のラストアルバム『ダブル・ファンタジー』のジャケットは特に有名。

68年からフリーの写真家として活動を開始。75年に雑誌『GORO』の山口百恵特集で使い始めた「激写」は流行語になり、このシリーズは人気を博した。78年に発表した写真集『大激写 135人の女ともだち』がベストセラーに。78年から約20年に渡り『週刊朝日』の表紙撮影を担当し、その他にも『週刊現代』や『B.L.T.』の表紙やグラビアを手掛けた。女性が被写体のヌード作品が多く、91年に出版した宮沢りえのヌード写真集『Santa Fe』が大ブームとなった。

今年3月には、リモデルオープンした伊勢丹新宿店のメインビジュアル撮影を担当している。モデルのMonaが被写体となり、現代美術家の名和晃平や雑誌『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』編集長の田中杏子、ヘア&メイクに加茂克也など、一流クリエーターが集結。撮影時に「俺はファッションは撮らない。脱がしちゃうから(笑)」と語っている。
編集部
  • 篠山紀信とオノ・ヨーコ
  • 左から名和晃平、MONA、篠山紀信
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