国内ジーンズ売上1位のエドウインが事業再生ADR申請

2013.11.27
「エドウイン(EDWIN)」や「サムシング(SOMETHING)」を展開する国内ジーンズ大手企業、株式会社エドウインが事業再生に踏み切った。グループ会社28社の内金融債務のある16社の計17社が11月26日、事業再生実務者協会に対して事業再生ADR手続きの利用を申請した。

同社はエドウィングループの中核企業。2013年5月期の売上高は卸売部門のエドウインが261億円、企画・製造部門のエドウィン商事が2012年1月期に300億円を計上している。しかし、2012年8月に経理責任者が急死。それにより証券投資による200億円の損失が発覚し、経営再建策を模索していた。事業再生ADRは裁判所による強制力を持つ紛争解決を行うのではなく、当事者間で話し合うことで解決する処理方法。

メインブランドであるエドウインは代表モデル「503」のイメージモデルにブラッド・ピットを起用したCMなどが話題になった。浜岡賢次著の漫画『浦安鉄筋家族』シリーズでパロディ化されるほど。また米デニム「リー(LEE)」「ラングラー(Wrangler)」の商標権も持つ。1983年から国内ジーンズ売上1位の座を守り続けている。
編集部
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