三越伊勢丹第2四半期決算は増収大幅増益、伊勢丹新宿店、三越銀座店は売り上げ2ケタ増

2013.11.11
三越伊勢丹ホールディングスが8日に2014年3月期第2四半期決算(2013年4~9月期)の連結決算を発表した。売上高6,028億5000万円(前年同期比4.9%増)、営業利益126億3,000万円(54.7%増)、経常利益134億2300万円(101.4%増)、当期利益74億4,000万円(326.7%増)と、営業利益は統合以来過去最高益、経常利益は倍増、四半期純利益は4倍増の大幅増益となった。

三越伊勢丹単体では、売上高、営業総利益ともに前年同期比5.3%増、営業利益、経常利益はともに同60%増。四半期純利益99.2%増と大幅増益を達成。特に伊勢丹新宿店、三越日本橋店、三越銀座店の店頭売上高は同8%増と全体を牽引。入店3.7%増、買上客数4.3%増、客単価3.5%増とともに前期を上回った。伊勢丹新宿店、三越銀座店の店頭売上高はともに10%増を上回った。

3月にリモデルし、グランドオープンした伊勢丹新宿店の婦人服は売上高9%増、婦人雑貨は19%増と、リモデルエリアが15.8%増と好調。時計・宝飾品33.6%増、外国人売上高98.8%増の伸びを除いても107.6%で、アベノミクス効果だけではない、独自性の強化が顧客拡大、売り上げ拡大を推進した。特に2階婦人服の新コンセプトショップアーバンクローゼットは15%増、3階リ・スタイルは45%増と自主MDゾーンが売り上げ、差益を牽引した。

2014年3月期連結業績予想は売上高1兆3,000億円と100億円上方修正。営業利益は325億円と修正なし、経常利益340億円、当期利益200億円の見通し。
三越伊勢丹単体では、消費増税の駆け込み需要で1%の増収効果を見込み、売上高で6,637億円(前期比5.7%増)と期初予想を143億円上方修正した。
編集部
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