日本橋に集い、日本橋に学ぶ 日本橋街大學が今秋開校

2013.09.19

江戸時代から400年の歴史をつむぐ街、日本橋。五街道の起点として人やモノが交流し、商業や文化の中心として栄えた街。そんな日橋に、歴史を学び、今を楽しみ、新しい体験もできる「日本橋街大學」(運営:日本橋三越本店/株式会社ギアチェンジ)が10月23日に開校する。

日本橋街大學初代学長の中陽次・日本橋三越本店長は「日本橋三越本店が創業340周年を迎える年にスタートする記念事業。街に育てられ、街を育ててきた百貨店だからこそ、これからはモノだけではなくカルチャーも商う店でありたい」と挨拶。通常のカルチャースクールとの違いを「フィールドワークを充実させた講座内容、出勤前・出勤後に学ぶ朝講座や夜講座、また他ではなかなか見られないニッチな講座内容で展開します」と話した。

初回の5つの講座は「仏像」、「日本酒」、「ワイン」、「温泉トレッキング」、「富士山信仰」。よくあるテーマとはいえ、今までとは違う角度から学べる座学をはじめ1泊の宿坊体験や那須岳の秘境温泉を訪ねる、ナチュラルワイナリー訪問などの魅力あふれたフィールドワークも講座ごとに予定されている。各講座とも4~6回で終了、クラス修了証や成績表も発行してくれるとか。今後は、お江戸日本橋という名称にたがわず「日本橋楽部」(ニホンバシガクブ*学部ではなく楽部)なども予定。江戸から脈々と続く、日本橋の街の魅力も街大學から発信していく。

「学長ではありますが、生徒にもなりたいと思います」と中氏。平日は仕事、休日は寝ているだけの生活を秋から見直したい人にはピッタリかも。
森有貴子
  • 日本橋街大學初代学長の中陽次・日本橋三越本店長(左から3人目)と各講座の講師
  • 日本橋に集い、日本橋に学ぶ 日本橋街大學が今秋開校
  • 日本酒クラスでは日本酒の種類や製造について基礎、愉しむ際のマナーやルールなどを学び、蔵元を訪ねるフィールドワークも予定されている
  • ヴァンナチュールクラスではナチュラルワインとは何かを学び、フィールドワークでは飲食店やワイナリーを訪ねる
ページトップへ