【編集ブログ】グーグルグラスはクラシック音楽界を変革するか

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サンソン・フランソワ(Samson François、1924-1970)
  • サンソン・フランソワ(Samson François、1924-1970)
  • フランソワは晩年アル中で演奏にムラがあったが、ショパンとラヴェルは彼が最も上手い
俺の唯一の趣味はピアノだ。弾くことも聴くことも好んでいる。9月7日は大学時代のサークルの演奏会1日目があり、ファッションでなくピアノでナイトアウトしてきた。

アマチュア演奏家が思い思いに好きな曲を弾くというこの催し。2日目である15日には、自分の番が待っている。俺は2・3年に一度、友人の結婚式や小規模な演奏会で人前で演奏を披露しているのだが、今回はいつもと緊張度が違う。

というのも「暗譜(楽譜を見ない)」演奏が必須のためだ。お盆の頃リハーサルがあったのだが、とにかく覚えるための練習をしまくり、暑さもあってか口内炎が出来たほど消耗してしまった。以降も練習に練習を重ねている。リア充なビジネスマンがジムに通うように、出勤前に練習室を借りてグランドピアノに触っているほどだw。

クラシック音楽の世界では、ソロ演奏の際、(一部の現代曲を除いて)暗譜演奏が当然だ。この慣習はフランツ・リスト、クララ・シューマンあたりから始まったとされている。両者共に名ピアニスト。特にリストは現代の演奏家でも満足に弾けない技巧的な曲をいくつも残している。なぜ楽譜を見ないようになったのか?それは偏に格好いいからと言われている。彼ら以来、コンクールも入試も子供の発表会もソロでは暗譜が前提だ。

しかし、本番で暗譜が飛ぶという恐怖心と単なる格好良さを天秤に掛けたら、恐怖心を無くして自由な演奏を行う方が、理にかなっているのではないか。つまりは楽譜を見ているのがあからさまに分からなければよいのだろう?そこで注目しているのがグーグルグラスやテレパシーなどのウエアラブルコンピューターだ。

これらの端末を身に付け、ビジョンに楽譜を表示させつつ演奏する。音声認識らしいので、曲の進みに合わせて小節も進んでいき、ページをめくる煩わしさもないだろう。端末が一般的になればなるほど、ライブでの使用も違和感がなくなると思う。新しい技術はまずエロに応用されるといわれるが、ウエアラブル端末は音楽界に大きな変革をもたらすのではないだろうか。5年後にも演奏会を控えているので超期待している。
※因みに画像は最も敬愛するピアニスト、サンソン・フランソワ(Samson François、1924-1970)
《エビゾー》
  • サンソン・フランソワ(Samson François、1924-1970)
  • フランソワは晩年アル中で演奏にムラがあったが、ショパンとラヴェルは彼が最も上手い

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