双日、ミャンマー最大流通グループと提携。生活消費財・食品の卸事業を展開

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総合商社の双日は、ミャンマーのシティー・マート・グループ(以下、CMグループ)と資本・業務提携契約を締結し、ミャンマーにおける生活消費財と食品の卸売事業を共同で展開していくことを発表した。

CMグループはミャンマー最大の流通事業グループで、ヤンゴンを中心にスーパーマーケット15店、量販店5店、コンビニ20店を所有。ヤンゴン、マンダレー、ネピドー等の主要都市では生活消費財や食品の卸売事業も展開している。近年は急成長を続ける市場ニーズに応えるため、海外輸入品の充実と卸売・物流オペレーションの近代化及び効率化、並びにコールドチェーンの強化を推進している。

同グループ内の卸売事業部門にはヤンゴンなどで約500社の顧客ネットワークを構築しているプレミアム・ディストリビューション社があるが、双日とCMグループは共同出資してシンガポールに新会社を設立し、同グループ向けの生活消費財・食品などの調達を行う予定。双日は自社が持つ日本及びASEAN域内でのネットワークを活かし、同グループがミャンマーで販売する海外輸入品の調達に力を入れる。合わせてプレミアム・ディストリビューション社向けに卸売・物流関連システムのリースなどを行い、オペレーションの近代化と効率化、コールドチェーン事業の強化をサポートするという。 成長を続けるASEAN域内でも、ミャンマーは急速な発展が期待されている有望市場。昨年11月には新外国投資法が制定された他、2015年にはAFTA(ASEAN自由貿易地域)に基づくASEAN市場の統合が控えており、統合後はミャンマーでもほぼすべての関税が撤廃される見通し。6,000万人という巨大市場をターゲットに、既に様々な分野の外資系企業が進出を果たしている。

双日は昨年4月にベトナムの大手食品卸売企業フン・トゥイ・マニュファクチャー・サービス・トレーディング社を子会社化し、同国の食品卸事業に進出。今回のミャンマー進出により、ASEANにおける多角的事業展開を更に推し進めていく計画だ。
《薄井テルオ》

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