東レ、「繊維事業におけるグリーンイノベーション製品」の2012年度売上高が1,000億円を突破

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東レは18日、「繊維事業におけるグリーンイノベーション製品(以下GR製品)」の2012年度売上高が1,047億円となったことを発表した。前期比では約27%の増。繊維事業の連結売上高に占める比率は約17%、全社のGR製品売上高に占める繊維GR製品の比率は約23%だった。

ちなみに東レグループが販売するGR製品全体の2012年度売上高は、前年度比5%増の4,504億円。3年連続で過去最高を記録しており、2013年度は5,000億円の目標を掲げている。

東レは、原材料から、使用、廃棄にわたる製品のライフサイクル全体において、地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決に貢献する9つの項目に該当する製品を、「グリーンイノベーション製品」と定義している。繊維GR製品の場合、「省エネルギー」項目では暖か素材や清涼素材、「新エネルギー」項目ではハイブリッド車及び電気自動車モーター用PPS結束糸、「バイオマス由来」項目ではバイオマスベースポリエステルやバイオマスベースナイロンなどが該当する。

繊維GR製品の売上高が好調だった要因は、冷暖房温度を調整しても快適に過ごせる暖か素材や清涼素材を中心とした「省エネルギー素材」が、前期比で約3割も伸びたため。今後も節電意識の高まりは継続が見込まれることから、同社は「省エネルギー素材」の需要が更に拡大すると見ている。また、下半期から本格販売を開始する部分バイオベースポリエステルなど、「バイオマス由来」繊維の販売にも力を入れていく予定。

2013年度の繊維GR製品の売上高は1,300億円となる見通しだ。 東レが専任組織の「繊維グリーンイノベーション室(繊維GR室)」を設置したのは2011年度のこと。以来、繊維GR事業は順調な成長を続けてきた。今後も既存事業の拡大と新規事業開発を一体化させながら、強力にプロジェクトを推し進めていく。
《薄井テルオ》

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