伊藤忠商事が中国浙江省寧波地区で日用雑貨品卸の株式を取得。同分野で中国最大規模に成長

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伊藤忠商事は10日、同社が1997年に中国にて設立した北京伊藤忠華糖綜合加工有限公司(BIC)が、中国浙江省寧波地区の寧波市宝敏瑞貿易有限公司(宝敏瑞)と寧波新乍浦経貿有限公司(新乍浦)の株式を取得し、連結子会社化したと発表した。

買収した2社は、寧波地区で最大級の規模を持つ日用雑貨品卸大手。P&Gやユニリーバ等の大手欧米系メーカーの化粧品、トイレタリー商品や衛生用品などに強く、同地区では2社合わせて約3,000の販売先を有している。

今回の株式取得によってBICは、資生堂やユニチャーム等の大手日系メーカー、ロレアルやニベア等の大手欧米系メーカー、新たに加わるP&Gやユニリーバを取り扱うことになり、訴求力のある商品の幅が拡大する。また、杭州地区と寧波地区はGDPが国内4位の浙江省でも特に消費が旺盛な地区で、これら2拠点をベースに、同社は主要都市での販売網を拡充する構えだ。

伊藤忠商事は、BICを通じて日系小売業向けを中心に衣食住の総合卸を展開してきた。2009年には浙江省杭州地区の日用雑貨品卸大手、杭州新花海商貿有限公司を連結子会社化し、沿岸部及び内陸部都市に合計13拠点を確保。中国で唯一の全国展開を行う総合卸として成長を続けている。

現中国の化粧品・日用品マーケットは大きな成長を遂げており、現在の市場規模は1,350億人民元(約2兆2,060億円)。今回の出資に伴い、伊藤忠商事の日用雑貨品分野における2013年度の売り上げ見通しは合計約21億人民元(約343億円)になり、中国国内で最大となる見込みだ。今後は華南・内陸地区での取り組みも強化し、2015年には約35億人民元(約572億円)の取扱高を目指す。
《薄井テルオ》

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