キース・へリングの政治的メッセージにフォーカスした大回顧展がパリで開催中

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The Political Line展公式サイトより
  • The Political Line展公式サイトより
8月18日まで、ポップアートの巨匠、キース・へリング(Keith Haring)の大規模な回顧展「ザ・ポリティカル・ライン(The Political Line)」がパリ市立近代美術館とアートスペース、ル・サンキャトル(Le CENTQUATRE)で開催されている。

本展は、へリングの作品に込められた政治的な要素にフォーカスし、地下鉄に描かれた作品を含む約250点を展示。南アフリカのアパルトヘイト、核戦争の脅威、環境破壊、ゲイへの差別、エイズなど様々な社会問題をテーマにした作品を紹介している。

キース・へリングは、1958年アメリカ・ペンシルベニア州生まれ。1978年にニューヨークに移り、1980年代に地下鉄のポスターを張るために設けられている黒いパネル上にチョークでスケッチする「サブウェイ・ドローイング」をスタート。1982年には働いていたギャラリーのオーナーの協力の元、初の個展を開催。同年より活動の幅を広げ、ドイツの現代美術展ドクメンタ(Documenta 7)ではアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)らと共に作品が展示され注目を集めた。1986年に自身の作品をモチーフにしたアイテムを販売する「ポップショップ」をオープン。1988年から1989年までの期間、東京でも同店を開いていた。NYのショップは2005年に閉店したが、オンラインショップとして今も続いている。

へリングは1988年にHIVへの感染が判明。その後はアートを通してHIV/エイズの予防啓蒙運動にも積極的に関わるようになったが、1990年に31歳の若さで亡くなった。

日本では、2010年に伊藤忠ファッションシステム株式会社が、「キース・へリング」ブランドのライセンスを管理する米国アーテスター社とエージェント契約を結び、日本における同ブランドのライセンス商品の展開を開始した。


【展覧会情報】
The Political Line
期間:2013年4月19日から8月18日

会場:Musee d'art moderne de la Ville de Paris(パリ市立近代美術館)
住所:11, avenue du President Wilson - 75116 Paris
開館日:木曜から土曜
開館時間:10:00から18:00(木曜は22:00まで)
入場料: 11ユーロ

会場:Le CENTQUATRE (ル・サンキャトル)
住所:5, rue Curial - 75019 Paris
開館日:木曜から日曜
開館時間:15:00から19:00
入場料:8ユーロ
《Marie》
  • The Political Line展公式サイトより

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