オーストリアの国際的メディア芸術賞に、日本人多数選出。パフュームプロジェクト、スプツニ子、ニコニコ学会など

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今年9月に開催されるアルスエレクトロニカ・フェスティバル
  • 今年9月に開催されるアルスエレクトロニカ・フェスティバル
オーストリアの国際的メディア芸術賞「プリ・アルスエレクトロニカ(Prix Ars Electronica)」において、日本人クリエーター達が各賞を獲得した。

「デジタル音楽とサウンドアート(DIGITAL MUSICS AND SOUND ART)」部門で、5名のメンバーと人工生命によるプロジェクト「SjQ(“サムライジャズクインテット”の略)++」が、準グランプリにあたる「優秀賞(Award of Distinction)」を獲得。プロジェクターの映像が演奏者と背後のスクリーンに投影される、ライブエレクトロニクス形式のパフォーマンス。入選にあたる「栄誉賞(Honotary Mentions)」に、平川紀道と野口久美子によるユニット「タイピングモンキーズ(Typingmonkeys)」、実験アーティストの後藤英(ごとう・すぐる)、サウンドアーティストのスズキユウリが選出された。

「インタラクティブアート(INTERACTIVE ART)」部門では、メディアアーティストの藤幡正樹が優秀賞を獲得。人々が自転車に乗りながら心に浮かんだことを叫ぶ様子を撮影し、バーチャルで再現する「ボイスオブアライブネス(Voice of Aliveness)」が評価された。感情に合わせて動く装着式の猫耳「ネコミミニューロウェア(necomimi neurowear)」、第16回文化庁メディア芸術祭で大賞を獲得した、真鍋大度らによる「パフュームグローバルサイトプロジェクト(Perfume Global Site Project)」が栄誉賞に選出。

「ハイブリッドアート(HYBRID ART)」部門で、日英ハーフのアーティスト「スプツニ子!」が栄誉賞受賞。

「デジタルコミュニティー(DIGITAL COMMUNITIES)」部門では、江渡浩一郎による誰もが自由に研究発表することが可能な学会「ニコニコ学会ベータ」、地球儀ソフト「グーグルアース」を使用して被災者の証言を掲載する、渡邊英徳による「東日本大震災アーカイブ」が栄誉賞を獲得した。

プリ・アルスエレクトロニカは、1987年に創設以された国際的メディアアートのコンペティション。応募作品総数は5万1,613点にのぼる。授賞式は、オーストリアのリンツで9月に開催される「アルスエレクトロニカ・フェスティバル(Ars Electronica Festival)」にて実施。最優秀賞に当たる「ゴールデン・ニカ賞(Golden Nica Award)」及び優秀賞の各受賞者は、数日間にわたり開催される「プリ・アルスエレクトロニカ・フォーラム(Prix Ars Electronica Forum)」で行われる、受賞作品のプレゼンテーションに招待される。
《くまがいなお》
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