ワールドの3月決算は2%増収ながら大幅な減益。下期に収益改善ながら18年振り最終赤字

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ワールドが2013年3月期の連結決算を発表した。グループの連結売上高は前期比2.0%増の3,364億8,000万円、営業利益は同39.0%減の71億7,200万円、経常利益は同55.9%減の40億9,400万円、当期純損失が7億3,600万円と。1995年3月期以来18年ぶりに最終赤字を計上した。

上期は成長性に軸足を置いた施策によって売上増を果たしたが、天候不順やセール時期の分散、店舗販促費の増加などによって営業赤字に。下期は景気の持ち直し効果もあり、収益性を改善した。

品目別の売上高は、婦人服が前期比2.6%増の2,071億6,000万円、紳士服が同3.7%増の361億2,500万円、子供服が同3.7%減の140億5,000万円、服飾装身具が同4.3%増の733億1,800万円。

業態別の内容を見ると、百貨店SPA業態では「アンタイトル」は堅調に推移したものの、その他のキャリアブランドは天候要因やトレンド不足で苦戦。ニューミセス層へは「リフレクト」「シンクロクロッシングズ」「フィロディセタ」は概ね順調。

セレクトショップ中心のバイイングSPA業態では「アクアガール」がやや不振だったのに対し、「アナトリエ」が好調で第一ブランドへと成長、「ドレステリア」もファン拡大を果たした。

SCや駅ビル中心のバイイングコモディティ業態では、値頃感のある「グローブ」が好調を継続。「インデックス」「オゾック」も回復基調に転じた。SCメインのファッションコモディティ業態は「ハッシュアッシュ」「サンカンシオン」などは。競合激化によって各ブランドが苦戦した。

メンズでは菊池武夫がクリエーティブディレクターに復帰した基幹ブランドの「タケオキクチ」が顧客層拡大に成功した。

チャネルに応じて個展最適のプラットフォームを構築している「シューラルー」「オペーク・ドットクリップ」「フラクサス」などの編集形ストア業態も好調に推移した。FC展開を推進している「シューラルー」は事業開始から1年で地方の有力スーパーなどへ12店舗を出店した。

また自社ECの「ワールドオンラインストア」は前期比34.7%増と高い伸びを持続している。

来期も店頭を起点とした小売型SPAに注力。商業施設の開発やリニューアルに向けてブランドアイデンティティーを明確にし、魅力ある価値の提供を図っていく。また、生産地を中国以外にも広げて為替変動やコスト上昇リスクに対応していく予定。
《編集部》

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