グンゼ3月期決算は減収増益も当期赤字。今期は50代向けインナーを積極投入

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グンゼの2013年3月期連結は、売上高1,323億7,300万円(前期比3.1%減)、営業利益が17億1,000万円(同67.2%増)、経常利益が23億2,800万円(同138.8%増)、当期損失は11億6,100万円だった。減収ながらも営業・経常段階では大幅増益だったが、電子部品分野の固定資産減損損失を計上したため、当期損失が発生した。

セグメント別売上高では、電子部品の機能ソリューションが495億3,800万円(同3.8%減)、アパレルが699億9,100万円(同4.1%減)、スポーツクラブ運営や不動産関連のライフクリエート事業が138億6,700万円(同3.3%増)となっている。

アパレル分野ではメンズカジュアルインナーの「ボディワイルド」は新商品展開によって伸長したが、主力の白物ベーシックインナーが引き続き苦戦をしたため減収となった。しかし原価改善や固定費の削減によって営業利益は13億9,300万円(前期比625.5%増)と大幅増益となっている。

今期の課題として、アパレル分野では不採算店が多いランジェリーファンデーション売り場を、婦人インナーとランジェリーファンデーションを融合させた売り場に変えることで、得意分野の婦人インナーとの相乗効果を高めて収益性の改善を図る。またメンズインナーブランド「ボディワイルド」の直営3店舗は伸び悩んでいるため、ウィメンズインナー、ソックス・ストッキングとの混合店へと移行させる。

昨年投入した「グランフィット」に代表される50・60代向けインナー商品を拡充することで、全年代に向けた提案を拡充強化する。とくに50・60代向けインナーは需要に対して供給が手薄なため、成長市場と捉えて積極的な商品提案を行う。

14年3月期は売上高1,390億円、営業利益30億円、経常利益29億円、当期利益15億円の増収増益を見込む。またアパレル分野は、昨年末からの急激な円安進行、原材料費と海外工場の人件費高騰、来年春に予想される消費税率のアップなどのマイナス要因を考慮して売上高699億円、営業利益1億円の減収減益を見込んでいる。
《ファッションライター南充浩》

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