開館10周年目前のYCAM、アーカイブ展開催中。真鍋大度、大友良英らのプロジェクト公開

2013.05.15

今年11月に開館10周年を迎える山口情報芸術センター(YCAM)が、7月開催の「アートと環境の未来・山口YCAM10周年記念祭」に先駆けて、アーカイブエキシビションを開催中だ。

ミュージシャンの大友良英による「アンサンブルズ(ENSEMBLES」」展、三上晴子のインスタレーション「欲望のコード(Desire of Codes)」、アート・ユニット「エキソニモ」による体験型作品「ジ・アイウォーカー(The EyeWalker)」、藤隆行、白井剛、真大度らによるインタラクティブステージ「true / 本当のこと」など、代表的なプロジェクトのアーカイブを公開する。

本展は建物の中心となるホワイエを利用し、会場構成をスキーマ建築計画の長坂常(ながさか・じょう)に依頼。内部がミニシアター、外部が立体的な吹き出しの形をしたシアターブースを6台設置し、内二つのブースは大階段の段差を利用しており着座が可能。

7月より開催の10周年記念祭は、「アート」「環境」「ライフ」がキーワード。坂本龍一がアーティスティックディレクターを務め、映画や演劇の上演、作品の展示など幅広いプログラムを用意する。

YCAMは、劇場、展示スペース、映像ミニシアター、市立中央図書館を併設する複合文化施設として2003年11月に開館。「メディアアート」と総称されるメディアテクノロジーと身体を巡る新しい芸術表現を発表し、国内外から年間70万人が来館している。昨年12月には初音ミクを用いたオペラ「ジ・エンド(THE END)」の初演が行われた。


イベント情報】
YCAMアーカイブスエキシビション
会場:山口情報芸術センターホワイエ
住所:山口県山口市中園町7-7
会期:6月16日まで
時間:10:00から19:00
休館日:火曜
入場:無料
くまがいなお
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