東レの2013年3月期決算、国内外の景気低迷によって営業利益、経常利益ともに減収

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東レは10日、2013年3月期の連結決算を発表した。グループの連結売上高は、前期比0.2%増の1兆5,922億7,900万円、営業利益は同22.5%減の834億3,600万円、経常利益は同19.7%減の882億4,400万円、当期純利益は同24.5%減の484億7,700万円となった。

主軸の繊維事業は、国内では上期に自動車メーカーの生産拡大に伴って自動車関連用途向けの販売が堅調に推移したものの、エコカー補助金終了の影響が現れた下期は減速基調に変化。衣料用途は機能性秋冬物衣料用途が堅調だったが、その他の一般衣料用途は景気後退の影響が顕著に現れ、年間を通じて弱含みで推移した。

海外の繊維事業は、欧米景気と中国の内需が減速したことからアジア地域全般で需要の落ち込みが目立ち、販売が伸び悩んだ。また、上期にはタイの洪水の影響が生産・販売の両面で残り、事業の立て直しが課題となった。繊維事業全体の売上高は前期比1.0%減の6,322億円、営業利益は同4.6%減の432億円。

来期については、欧州債務問題に対する懸念は残るものの、中国はじめ新興国経済の成長や米国経済の拡大などにより、緩やかな回復が見込めるとの見通し。円高を背景にした輸出の持ち直し、復興関連需要の顕在化などに期待を寄せている。東レは中期経営課題“プロジェクトAP-G 2013”に基づいた成長戦略を推し進め、繊維事業ではタイ子会社でのエアバッグ生産を拡大していく計画。

収益拡大への取り組みを進めていることを踏まえた来期の見通しは、連結売上高1兆8,400億円、営業利益1,200億円、経常利益1,200億円、当期純利益650億円。4月以降の為替レートは95円/ドルを想定している。
《編集部》

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