【INSIDE:テキスタイル】瀧定名古屋、課横断企画「マスターオブクリエイション」開始。昨秋からは若手デザイナー支援も

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マスターオブクリエイションコーナー
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生地商社の瀧定名古屋は2014年春夏企画プレビュー展で、営業の課を横断した企画「マスターオブクリエイション」を初展示した。

同社の営業は課ごとの独立採算制として知られる。このため課同士の競合が激しく、これまでは連携することはほとんどなかった。しかし、来春夏向け素材からは自社内での相乗効果を高める目的から課を横断したプロジェクトチームを作り、三つの視点で開発素材を提案する。

まず一つ目は「欧州インポート素材」。イタリアやフランスの素材を単に輸入するのではなく、瀧定名古屋のフィルターを通した素材をそろえる。2014秋冬企画からは欧州生地産地に入って瀧定名古屋オリジナルのテキスタイル開発も推進する。

二つ目は「糸・原料開発」。今回はトリアセテートの涼感機能素材「ルナチタンクール」を課横断体制で共同開発した。この糸・原料開発は毎シーズン新しい商材に取り組んでいくという。

三つ目は「デコレーション&コラボレーション」。瀧定名古屋の18課の後加工技術をプラスした社内協業の素材群だ。

また昨年秋から同社は若手デザイナー支援にも乗り出している。

現在は「サポートサーフェス」「アツシナカシマ」など全15組の若手デザイナーに生地を供給している。これら若手デザイナーは生産数量が少ないため、生地を少量購入する場合がほとんど。しかし産地の生地メーカーはまとまった生地量を販売したがるため、なかなか若手デザイナーが購入することができない。そこで瀧定名古屋が若手デザイナーブランドに少量から生地を供給することを開始した。同社は「大きな商売になるとは考えていないが、クリエーターと交流することで情報を得ることができれば良いと考えている」と取り組みの背景を説明する。
《ファッションライター南充浩》
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