ガス・ヴァン・サントが惚れ込んだ、23歳の新鋭グザヴィエ・ドラン監督『わたしはロランス』日本公開決定

2013.05.08

2012年カンヌ国際映画祭でも高い評価を得た話題の作品『わたしはロランス(原題:Laurence Anyways)』が9月に新宿シネマカリテ他全国で公開される。

監督はカナダ出身、1989年生まれの弱冠23歳の、グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)。6歳で子役としてデビューし、18歳で『マイ・マザー/青春の傷口』(2009年)、19歳で『Les amours imaginaires(2010年、英題:Heartbeats)』を監督。この2作も作同様カンヌ国際映画祭に正式出品されている。

また、『わたしはロランス』のアメリカでの公開時には、監督の才能に惚れ込んだガス・ヴァン・サント監督が自らプレゼンターを務めた。

本作は、“女性になりたい男”ロランスと、その恋人のフレッドの歩む長い年月を描いたラブストーリー。主人公のロランスを演じるのは、フランソワ・オゾン監督『ぼくを葬る』やゾーイ・カサヴェテス監督『ブロークン・イングリッシュ』で知られる俳優のメルヴィル・プポー(Melvil Poupaud)。フレッド役は『マイ・マザー/青春の傷口』にも出演したスザンヌ・クレマン(Suzanne Clement)が演じ、彼女は2012年カンヌ国際映画祭ある視点部門で最優秀女優賞のクィアパルム賞を受賞した。

また、ドラン監督はフランスのバンド、アンドシーヌ(Indochine)のシングル「カレッジボーイ(College Boy)」のミュージックビデオを手掛けたが、内容が暴力的すぎるということで放送禁止になるなどし、現在話題になっている。
編集部
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