アメリカンイーグル、日本市場で積極展開中。デジタルプロモーションのキーは顧客とのコミュニケーション

2013.05.07

昨年日上陸を果たし、1周年を迎えた「アメリカンイーグル・アウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS)」のビジネスが好調だ。

昨年4月の東急プラザ表参道原宿国内第一号店オープン初日売り上げはアメリカンイーグルの世界記録をマーク。店舗数はその後1年間で首都圏を中心に6店舗にまで拡大している。今後は関東圏外へも積極的な店舗展開を計画しているという。

デジタル戦略にも積極的で、先月には一般からも”ノリがいい人”を募集して制作したオリジナルの「ハーレムシェイク」動画を国内全店舗で撮影。その動画がユーチューブ(YouTube)で公開されている。

ハーレムシェイクとは今年発生したインターネットミーム。フィラデルフィア出身のDJバウワー(Baauer)による同名の曲に合わせて、人々が踊り狂う動画が世界中から投稿されている。アメリカンイーグルはこの企画について、「お客様と一緒になってブランドの魅力を楽しめる 企画として、ハーレムシェイクを選んだ。私達は、ユニークで楽しいプロモーション戦略により商品の魅力とブランドカルチャーを発信し、お客様がライフスタ イルを楽しむツールの一つになりたいと考えている」とコメント。

7月1日からは、ネットと実店舗を結ぶO2O(オンライン・トゥー・オフライン)戦略の一環として会員制のe コマース・サービスがスタートする。“AEOフレンズ”と称したこの会員制度では、ポイントをオンラインでも実店舗でも使用・累積可能にし、ECサイトから店舗への誘導を狙う。これにより、店舗が近隣にない全国の新規顧客へのアプローチ等顧客の利便性の向上、まだ日本での認知度が低い下着や ルームウエアを中心とした姉妹ブランド「エアリー(aerie)」の認知拡大などを図る。

ハーレムシェイク
白倉奈緒
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