龍村美術織物が見せる超絶織技テキスタイル、初代から当代4代目までの名品を日本橋高島屋で披露

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龍村美術織物が見せる超絶織技テキスタイル
  • 龍村美術織物が見せる超絶織技テキスタイル
  • 4代目による和蘭・南蛮『白象陶彩文』
  • 切り子モチーフ
京都の老舗織物メーカー、龍村美術織物の創業120周年を記念して、「龍村平蔵『時』を織る。」展が5月6日まで日本橋高島屋にて開催されている。

本展では、各時代の帯や打掛、陣羽織などの代表作を交えた約300点を展示。普段は非公開の門外不出の織物も一挙公開される。会場では、現在に至るまでの帯の一大アーカイブから、大正末期に帝室博物館より正倉院御物の研究と復元を委託されて生み出した織技の解説とその作品、シルクロードや北欧、和蘭・南蛮などを取り入れた多様な文様、蒔絵や切り子など一見和装と相容れないと思われるモチーフを帯柄にした異種配合作品などを紹介する。

また、創業者である初代龍村平蔵が1936年の創会当時から同人として出品を続けてきた「上品会(じょうぼんかい)」のカタログである写影帖のアーカイブも展示。初代の業績を集中的に紹介した大回顧展は以前にも開催されたが、4代目である当代に至るまでの名品をまとまった形で紹介する展覧会は初めての試みだ。また、日本橋に引き続き、来月24日より横浜高島屋での開催が予定されている。

龍村美術織物の創業者である龍村平蔵は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)で構成される織物を、独自の陰影を湛えた立体の造形としてとらえ、新技法を次々に生み出し数々の特許を取得。以来、4代平蔵に至るまで、正倉院や法隆寺に伝わる古代裂(こだいぎれ)の復元、祇園祭など各地の祭りの山鉾(やまぼこ)に掛ける懸装品などを手掛けてきた。


【イベント情報】
創業百二十周年記念 龍村平蔵「時」を織る。
場所:日本橋高島屋8階ホール
住所:東京都中央区日本橋2-6
会期:2013年5月6日まで
時間:10:00から20:00(最終日は18:00まで、入場は閉場の30分前まで)
入場料:一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
《滝田奈緒》
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