「まとふ」と「モトナリオノ」がインターナショナル・ウールマーク賞の日本代表に選出

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左から、ザ・ウールマーク・カンパニー井上俊哉日本支社長、「まとふ」の堀畑裕之氏、同関口真希子氏、「モトナリオノ」の小野原誠氏、サイモン・ロック氏
  • 左から、ザ・ウールマーク・カンパニー井上俊哉日本支社長、「まとふ」の堀畑裕之氏、同関口真希子氏、「モトナリオノ」の小野原誠氏、サイモン・ロック氏
インターナショナル・ウールマーク・プライズ(International Woolmark Prize、IWP)2013の日本代表に、「まとふ(matohu)」と「モトナリオノ(motonari ono)」が選出された。この2組は、7月3日に香港で開催されるアジア地区審査会に参加する。

地区審査会は、アジア、アメリカ、オーストラリア、中東、ヨーロッパの5地域で開催され、優勝者には来年2月の14-15AWミラノファッションウィーク期間中に開催される最終審査会の出場権と援助金5万豪ドル(約500万円)が贈られる。最終審査では、各参加者が6体の作品からなるコレクションを制作。優勝者には賞金10万豪ドル(約1,000万円)と有名小売店での販売の機会が与えられる。

4月24日に行われた記者発表で、まとふの堀畑裕之氏と関口真希子氏は「世界的なデザイナーやプレス、小売店に出会うことのできるチャンスなのでがんばっていきたい。日本でしか作ることのできない加工やテキスタイルに挑戦しながら、同時に形の上では世界のマーケットを意識したものを作れたらと思っている」とコメント。モトナリオノの小野原誠氏は「海外にアピールするチャンス。パターン、縫製の仕様、数mm単位の細かさ、服の内側の美しさなどにこだわり、上質な素材を使って、日本ならではの繊細な職人芸を見せられたら」と抱負を語った。また、アジア、オーストラリア、中東の3地区の審査委員長を務めるサイモン・ロック(Simon Rock)氏は「新しい手法や表現方法でウールの可能性を広げてくれることを期待している。3人には三宅一生、川久保玲、山本耀司の後を継ぐようなデザイナーになって欲しい」と話した。

IWPは、ザ・ウールマーク・カンパニー(The Woolmark Company)が主宰する、メリノウールの特性をファッショナブルに表現できる新進デザイナーに贈られる賞。1954年の第1回開催時に、当時21歳のカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)と18歳のイヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)を発掘したことで知られている。その後名称や形態を変えて継続されていたが、2012年にIWPの名で本格復活した。

IWP再開1回目となった2012年の最終審査会は、今年2月のロンドンファッションウイーク期間中に行われ、ベルギー出身のクリスチャン・ワイナンツ(Christian Wijnants)が優勝。日本からは、北澤武志と佐藤絵美子がデザイナーを務める「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」もファイナリストとして出場している。また、伊『VOGUE』誌編集長のフランカ・ソッツァーニ、ヴィクトリア・ベッカム、ドナテッラ・ヴェルサーチらが審査員を務めた。
《樋口真一》
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