近鉄百貨店の2月期連結決算は黒字に転換。店舗閉鎖響くが、構造改革がプラスに寄与

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近鉄百貨店が核テナントとして入居するあべのハルカス
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4月10日、近鉄百貨店は2013年2月期の連結決算を発表した。売上高は前期比7.1%減の2,707億4,400万円、営業利益は同9.8%増の34億9,700万円、経常利益は同17.6%増の27億100万円、当期純利益は25億7,000万円となった。

百貨店業では、都心大型店である阿倍野店に新たな仕組みづくりを導入。地域中核店でも婦人服売場や化粧品売場などの改装を実施したが、昨年2月末の枚方店閉鎖、桔梗が丘店の事業規模縮小などが影響した。売上高は前期に続いて減収となったものの、前期に行った人件費削減などの構造改革の成果もあり、最終的には黒字計上となった。

近鉄百貨店は、大阪の新しいランドマークとなる超高層複合ビル「あべのハルカス」の核テナントとして、今年の夏に「あべのハルカス近鉄本店タワー館」を先行オープンその後に現在の阿倍野店部分を順次改装して「あべのハルカス近鉄本店ウイング館」に造り替え、来春、「あべのハルカス近鉄本店」として全館グランドオープンする予定。当面は大きなポテンシャルを持つ新しい本店に経営資源を集中していく方針だ。

来期の連結決算は、売上高は前期比7.1%増の2900億円、営業利益は同31.5%増の46億円、経常利益は同25.9%増の34億円、当期純利益は同26.1%減の19億円を見込んでいる。「あべのハルカス」の先行オープンによる増収は期待できるものの、店舗改装に伴う固定資産除去損の計上や税金の負担増から、純利益は減少する見通し。
《編集部》
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