「今までの肌着の概念を変える」。ユニクロが新機能インナー「AIRism(エアリズム)」の世界展開を本格化

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柳井正会長兼社長とエアリズムを着用したモデル
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  • 今シーズンは色・柄・アイテムを大幅に拡大
ユニクロは3月19日、機能性インナー「エアリズム(AIRism)」の本格展開を発表した。エアリズムは、同社の男性向けブランド「シルキードライ」と女性向けブランド「サラファイン」を統合した肌着ブランド。年間1億枚を販売する「ヒートテック」に匹敵する売り上げ推移を誇っていることから、「ヒートテック」「ウルトラライトダウン」に次ぐグローバル戦略ブランドとして2013年より世界展開を本格化する。

エアリズムについて、「今までの肌着の概念を変える」と意気込みを語るユニクロの柳井正会長兼社長。「これは日本にしかできない製品。日本の繊維メーカーの技術は世界最高。エアリズムの着心地を知ってもらえば、欧米やアジアなど肌着を着ない文化の地域でも受け入れられるはず。我々はエアリズムを日本発のグローバルブランドとして世界中で売りたいと考えている」と話す。

エアリズムの最大の特徴は、繊維の極細化により実現した“滑らかな着心地”。また男女の生理的な違いに着目し、より快適に過ごせるよう衣服内環境を整えるための異なった機能性を付加しているのも特徴だ。メンズは東レとの共同開発による、髪の毛の約1/12と極限まで極細化した特殊なマイクロファイバーを採用することで“着心地ゼロ”の快適さを実現。さらに、“ドライ(吸汗速乾)”機能を付加し、汗による不快感や汗染みなどの悩みも手軽に解消できる。

一方、ウィメンズは、世界で唯一、旭化成だけが生産している天然由来の繊維「キュプラ」と東レのマイクロナイロンを融合させたハイブリッドな糸を使用し、非常にソフトな肌触りを実現するとともに、“吸放湿”及び“放熱”に優れた機能を付加することで、汗によるべたつきや冷房による汗冷えなど女性の悩みを解消する。

「エアリズムの素材はまさにジャパンテクノロジーから生まれた素材。日本の技術を結集して開発し、改善を繰り返し、最高を目指した技術の結晶だ。暑いときは脱ぐのではなく、暑いときこそ着た方が心地良いということを実現した。エアリズムで人々の生活や常識を、年間を通して変えていきたい」と西川雅昭生産部長は話す。

新たな改良点としては、メンズはシルエットの見直しを図り、縫製仕様を改善することで着心地の快適さをアップ。また、通気性に優れたメッシュ素材のエアリズムをタンクトップとノースリーブTシャツで開発した他、色柄もこれまでの倍の100種類に。ウィメンズは新機能として2013年より消臭機能をプラス。商品構成も拡大し、Uネック、タンクトップ、レースキャミソールを発売するとともに、バリエーションもフラワー柄やドット柄など充実させ、140色柄から200色柄に、サイズも一部商品に限り3XLまでそろえた。更にキッズは汗をかきやすい子供の体質に合わせ、肌触りやストレッチ、接触冷感などの機能を持たせるとともに、500円という買いやすい低価格で展開する。販売枚数は今年5300万枚を目標としている。
《沼田佳乃》
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  • 今シーズンは色・柄・アイテムを大幅に拡大

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