【PHOTO】猥褻か文化か、ファッションの多面性を巡る写真集『コスプレイ』

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2010年代に入り、『ぱいすら女子』(大根篤徳、グランドメディア)や『びしょびじょ』(サトウテツオ、マイウェイ出版)など、特定のシチュエーションを表現した妄想フェティッシュギリギリアート的女子写真集が多く出版されている。

その中でファッションとフェティシズムの境界線に立つ写真集がある。昨年7月に刊行された須崎祐次による『コスプレイ メイドイン ジャパン(COSPLAY made in Japan)』がそれ。海兵、メイド、バスガイド、花魁、侍、天使、ドラキュラ、アリス、赤ずきんちゃん、猫、ガリバー旅行記などを妄想ディフォルメしたコスチュームを着た女の子達の扇情的なポージングが並ぶ。

カットやページネーションはアート写真集のような構成。更にコスチュームデザインを衣装デザイナーのセリカ(Serika)が担当し、オートクチュールとして一点物を制作というこだわりを見せている。コスプレとはコンテンポラリーアートか、ただのエロカワなのか、それとも形而上学的行為なのか、巻末の哲学者鷲田清一による解説が結論へと導く。

同書はアマゾンでキンドルなどの電子書籍バージョンも販売している。須崎は『スイート女子(sweet joshi)』『ボンボンロリータ(bon bon lolita)』など、少女以上大人未満の女の子達の作品を撮ってきた。いずれもネットで話題となった。
《編集部》
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